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●.(Q/period)はプロダクトデザイナーの小宮山洋、アニメーション研究・評論の土居伸彰、Webデザイナーの萩原俊矢による実験的プロダクトデザインユニットです。

問うこと・曖昧にすること(Q)と、問いに答えること・区切りをつける(period)の繰り返しが生みだしうる周期・物語についての研究を行なっています。抽象的なプロダクトを生み出すことで、世界と個人を再接続するための、ものがたりやインタラクション装置の開発・発明を手掛けています。

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このたび、 2019年11月23-24日に行われる TRANS BOOKS にて大小2つの球体がそれぞれ任意の速度で周期運動をする、時計のようでもある抽象的なプロダクト「Q/period」。そのコンセプトモデルと今回の造形に至るまでのさまざまなバージョンを展示します。

太陽の周りを地球が、地球の周りを月が、そして地球上で私たちが 世代を超えて一生・一年・1 週間・一日という日常の周期を繰り返し続けているように、大きな運動と小さな運動のあいだに、世界は存在しています。

セルゲイ・エイゼンシュテインは本のあらゆる部分が関係性を持ち合う「球体の本」の存在を夢想していました。このプロダクトは、抽象性に意味を見出す本が持つ構造を活用しつつ、あらゆるものがつながりあい溶け合うような円・球体の周期運動のなかで、「読者」が自らの日常の意味を紡ぎ直す、個人的な物語を生み出すための装置です。

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